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国際スキー連盟(FIS)、ワールドカップスキーに新種目を最終戦に追加。その本当の狙いとは?

 
*「アルペンスキーチャンピオンズカップ」という名前の通り、ワールドカップで勝ち抜いた上位の選手はこの大舞台で将来アルペンスキーのNo.1を決めるのかもしれません。

先日、スイスのチューリッヒで行われた秋の国際スキー連盟(FIS)会議にてワールドカップに新種目を追加したことをfirsttracksonline.comにて記事にされています。

参照:Ski Federation Modifies World Cup Calendar at Autumn Council Meeting

記事によると・・・

In other business, the Council determined that the Nations Team Event at the FIS Alpine Ski World Cup Finals in Garmisch-Partenkirchen, Germany in March 2010 will be carried out in a parallel giant slalom format.

と書かれており、最終戦の国別団体戦において大回転のパラレルスラロームを導入することを決定したようです。

 現在、FISの公式サイトにて最終戦であるガルミッシュ・パルテンキルヘンのページを見ると、種目は「チームイベント」と書いていますが、これがパラレルジャイアントスラロームになるということです。

参照:http://www.fis-ski.com/uk/604/1228.html?event_id=26937&cal_suchsector=AL

この「パラレルスラローム」に関する流れはこの2日間もお伝えしてきましたが、今後おそらくFISアルペンスキーワールドカップの「軸」となっていくであろうアルペンスキーチャンピオンズカップの流れに沿うものではないかと見ています。

参照1:マルセル・フィルシャー(AUT)、テレーゼ・ボルセン(SWE)が勝利。アルペンスキーの歴史・概念・価値観が変わるレースの可能性。|第2回FISアルペンスキーチャンピオンズカップinモスクワ

参照2:国際スキー連盟(FIS)が考える次世代ワールドカップスキー構想。次はロンドンかパリを予定。東京の都心でもいずれW杯開催?

今までワールドカップを見るにはわざわざ山奥まで出かけなければ行かず、オーストリアのキッツビューエル、シュラドミングの観客動員数は他の大会ではなかなか記録できず、アルペンスキーの人気や視聴率の点から見てもここ数年FISは新たな模索をしていました。そこで昨年から2014年の冬季五輪のプロモーションも兼ねてロシアで「アルペンスキーチャンピオンズカップ」ができたのですが、これは大回転と回転の間を取ったパラレルスラロームという形式を採用しています。

 ですが、今後回転や大回転も「街のど真ん中」で決めるのではないかと思ったりもするのですが、ロシアに続き、ワールドカップもパラレルスラロームの導入となると、今後FISはこのようなレーススタイルにし、「アルペンスキーチャンピオンズカップ」という名前の通り、チャンピオンを決めるのは「山ではなく、街で決める」という方向性になっていくのではないかと思います。

 また海外の人工スキー場で行われたヨーロッパチャンピオンシップも勝ち抜き方式となっていますので、今後の流れ(コースの長さの問題、地球温暖化、視聴率などの経済面)を考えるとパラレルスラロームの導入は必要不可欠なのかもしれません。

 2013年以降にはアイスランドでFISワールドカップのスラロームが開催できる人工スキー場も完成しますし、

「人工スキー場」

「市街地レース」

という2つのキーワードがFISワールドカップに導入されれば、このパラレルスラロームが一番効率的なのかもしれません。そしてすでに7カ国で放映されているFISアルペンスキーチャンピオンズカップは「視聴率」という点から見ても注目度が高かったのかもしれません。もしこれが日本の東京などで行われた場合、アルペンスキーの人気度はもちろん、競技スキーに対する注目度も再び上がるのではないかと思います。

 今現在はスキー場ベースのワールドカップが主体ですが、この2日間書いた上記の記事の通り、「アルペンスキーチャンピオンズカップ」という大会はその名前の通り

アルペンスキーのチャンピオンを決める大会位置づけられ、街のど真ん中でNo.1を決める

という方向性になっていくのではないかと思います。

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