アルペンスキーとは
アルペンスキーとはヨーロッパのアルプスで生まれた競技スキーのことを指します。
スキーの発祥の地はノルウェーですが、レースを考えたのがオーストリアなので両国は100年経った今でも宿敵でもあり、ワールドカップでこの2ヶ国は強豪になっています。アルペンスキーの「アルペン」とはアルプスのことを指し、ポールと呼ばれる旗門と旗門を潜り抜けいかに早くゴールに着くかを競うスポーツです。
種目
主な種目は4種目で回転(スラローム)、大回転(GS)、スーパー大回転(スーパーG)、滑降(ダウンヒル)の4種目からなりますが、2005年以降は2人同時にスタートするトーナメント形式のパラレル大回転がワールドカップにも登場し、2014年ソチオリンピックでは正式種目になるか注目されています。また複合種目もあり、回転と滑降の合計タイムを競う種目が登場し、2010年現在でW杯では6種目となっています。
スーパー大回転に関しては1980年代に産まれた競技で、大回転以上滑降未満の高速ターンのうまさが求められる種目として現在定着しています。
回転(スラローム)とは
技術系種目の1つで、一番細かいターンの連続の競技です。ワールドカップやオリンピックでは花形種目で、スター性のある選手が数多く登場するのもこの種目です。日本人選手の最も得意な種目でもあります。
大回転(GS)
英語名はGiant Slalomで略してGSとも呼ばれ、マニアックなスキーレーサー、ヨーロッパのレーサーはドイツ語で「リーゼン」と呼ぶこともあります。リーゼントはドイツ語で「リーゼンスラローム(大回転)」という意味です。
アルペンの中では最もオーソドックスな種目で初心者が一番最初に取り組む種目にもなります。なぜこの種目が入門編かというと技術と高速の両方を兼ね備えた種目であり、スキーの基礎を学ぶ全ての要素(ターン技術、抜重、基本姿勢、ポジショニングなど)が詰まっているからです。
スラロームより旗門と旗門のインターバルが広く、12mから15mくらいとなります。
スーパー大回転(スーパーG)
スーパー大回転とは別名Super Giant Slalomと呼ばれ、略してスーパーGと呼ばれることもあります。1980年代に登場した比較的新しい種目で、大回転以上滑降未満のインターバルになり、高速ターンの技術がある人が上位に来るという種目です。
大会によっては大回転に近いセッティング、滑降に近いスピードが出るセッティングになることもあり、ポールセッター(旗門を立てる人)によってまったく違う技術が要求される種目でもあります。コースにもよりますが時速80km~110kmくらい出ます。
滑降(ダウンヒル)
滑降を英語で言うとダウンヒルなのでダウンヒルと呼ぶ人も多いです。文字通り「丘を下る」ので山の頂上から一番下までを一気に滑り降りるスピード系種目です。スピードは時速100km以上出るのが普通で、オーストリアのキッツビューエルなどは140kmまで出る一番リスクの高い種目で、たまに亡くなる選手もいます。
2010年7月25日